英ヘンリー王子夫妻、ネットフリックスの配信プロジェクトを発表

英ヘンリー王子夫妻が手掛けるネットフリックスの配信プロジェクトが始動/Chris Jackson/Getty Images

2021.04.07 Wed posted at 15:45 JST

ニューヨーク(CNN Business) 英国のヘンリー王子と妻のメーガン妃は7日までに、動画配信サービス大手のネットフリックスと提携した最初のプロジェクトについて発表した。昨年交わした契約に基づき、夫妻が製作に携わったドキュメンタリー番組を配信するという。

番組は「不屈の魂」を意味する「Heart of Invictus」と題されたシリーズ物で、ヘンリー王子夫妻の立ち上げた制作会社アーチウェル・プロダクションズが手掛ける。

ネットフリックスが5日に明らかにしたところによると、戦闘などにより心身に傷を負った軍人らが参加する国際的なスポーツイベント「インビクタス・ゲームズ」への出場を目指す各国の選手を追う内容になるという。同大会は昨年、オランダのハーグで開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2022年の開催に延期されている。

自身も退役軍人であるヘンリー王子は14年にインビクタス・ゲームズを創設した。

今回のドキュメンタリー番組はアーチウェル・プロダクションズとインビクタス・ゲームズ財団が協力し、大会の参加選手や運営担当者に焦点を当てる。

夫妻は先月、米人気司会者オプラ・ウィンフリー氏のインタビュー番組に出演した

監督はオーランド・ヴォン・アインシーデ氏、製作はジョアンナ・ナタセガラ氏がそれぞれ務める予定。両氏はシリアの民間救助ボランティア団体を描いた16年の映画「ホワイト・ヘルメット ―シリアの民間防衛隊―」で、米アカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。

ヘンリー王子は声明で、今後の番組制作について「これ以上ないほど興奮している」としたうえで、人間の潜在力などを通じて世界を触発し続ける大会関係者らを大変誇りに思うと語った。

同王子は番組のエグゼクティブ・プロデューサーを務め、カメラの前にも登場する予定だという。

ネットフリックスによると、エグゼクティブ・プロデューサーにはインビクタス・ゲームズ財団も名を連ねる見通し。同社は今回のプロジェクトが資金面で財団に大きな恩恵をもたらすとの見解を示している。

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