写真特集:実用には至らず、旧ソ連VVA14の試作機 

Courtesy Andrii Salnikov

2021.02.13 Sat posted at 17:30 JST

 旧ソ連が対潜戦を念頭に開発したものの、ついに実用に供されることがなかった「バルティーニ・ベリエフVVA14」。そんな異色の水陸両用機の試作機を見ていく

Alamy
唯一残るVVA14の試作機。現在はロシアの中央空軍博物館に置かれている
Courtesy Andrii Salnikov
VVA14は陸上または水上から垂直離陸した後、通常の航空機のように飛ぶことを目的に設計された
Courtesy Andrii Salnikov
VVA14は、米国が1961年に潜水艦隊に導入したポラリス弾道ミサイルに対抗して設計された。設計者のロベルト・バルティーニは同機について、ポラリスを搭載した潜水艦の捜索と破壊に最適な機体になると考えていた
Courtesy Andrii Salnikov
提案された試作機3機のうち製造にこぎ着けたのはわずか2機で、空を飛んだのは1機のみだった
Courtesy Andrii Salnikov
バルティーニは様々なバージョンのVVA14を構想していて、その中には着水のための膨張式フロートを持つ機体や、海上の船から操作できる折りたたみ翼を備えた機体もあった
Courtesy Andrii Salnikov
モスクワ近郊にあるロシア中央空軍博物館によると、唯一残る試作機を修理した場合、その費用は約120万ドルに上る
VVA14の計画は水面すれすれを飛ぶ「エクラノプラン」の開発の基礎となった。写真はソ連の巨大なルン級エクラノプラン

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。