凧が絡まって女児が宙に 台湾の凧あげ大会

台湾で凧に絡まった3歳の女児が宙に浮く出来事があった。/Facebook/@visasblog.tw via Reuters

2020.09.01 Tue posted at 10:51 JST

(CNN) 台湾・新竹市で行われた凧(たこ)あげ大会で、3歳の女児が凧に絡まって宙に浮く出来事があった。女児は顔や首にかすり傷を負うだけですんだ。

女児が宙に浮く出来事があったのは新竹市で8月30日に行われた国際的な凧あげの大会。SNSで出回っている動画には複数の人々が巨大で長いしっぽのついた凧の準備を群衆の横で行い、凧がすでに強風で波うっている様子が映っている。

大会の係員が凧を放し、凧が浮かぶと、女児も凧のしっぽと一緒に宙に浮かんだ。女児がどのくらい凧の近くにいたのかや、どうやって凧のしっぽにからまったのかは不明。

動画からは悲鳴が聞こえる。凧と風によって女児が空中で振り回された。女児は約30秒間宙に浮かんでいたが、低い位置に来た時に観衆が女児をつかみ、凧から解放した。

地元メディアによれば、女児は母親と大会関係者とともに病院へ向かったが、顔や首にかすり傷を負っただけですんだという。女児はその後退院した。

新竹市の市長はフェイスブックへの投稿で、今回の出来事について謝罪。事故受けて大会は直ちに中断されたと報告するとともに、再発防止と関係者の責任を問う姿勢を示した。

地元メディアによれば、30日午後は通常よりも風が強く、風速は約13メートルから約17メートルだったという。

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