バイデン氏、4年前のクリントン氏よりも優位 米世論調査

大統領選関連のイベントで演説するバイデン氏=7月14日、デラウェア州/Patrick Semansky/AP

2020.07.20 Mon posted at 11:59 JST

(CNN) 11月に行われる米大統領選で、民主党からの指名を確実にしているジョー・バイデン前副大統領の支持率はペンシルベニア州で52%と、現職のドナルド・トランプ大統領の42%を上回っていることがわかった。モンマス大学の世論調査で明らかになった。

モンマス大学の世論調査は、バイデン氏が10ポイントのリードを示していたニューヨーク・タイムズ紙とシエナ大学による6月の世論調査と同様の結果といえそうだ。

今のところ、大統領選は、全米で見てもペンシルベニア州といった重要州でも、バイデン氏がリードしているといって間違いはなさそうだ。

それでも、2016年の大統領選を見れば、バイデン氏の優位にも疑問符が付くかもしれない。

問題なのは、この段階で、バイデン氏の世論調査の数字は16年大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン元国務長官よりもはるかに良いものだということだ。

以前に行われた世論調査の結果の平均はクリントン氏の支持率は39%、トランプ氏の支持率は38%だった。言い換えれば、クリントン氏のリードは誤差の範囲内だった。実際に本選でもペンシルベニア州はトランプ氏が1ポイント差で勝利した。

現時点ではバイデン氏のリードは誤差の範囲内ではない。さらに、クリントン氏の支持率は40%を切っていた。一方、バイデン氏は平均で50%の支持率がある。

クリントン元国務長官の場合、トランプ氏に対するリードは誤差の範囲内だった

さらに深く見ていくと、バイデン氏がより強固な地歩を築いていることがわかるだろう。

モンマス大学の世論調査ではペンシルベニア州でのバイデン氏の支持率は45%。不支持率は32%。ニューヨーク・タイムズ紙の先月の調査では支持率は50%、不支持率は32%だった。

クリントン氏の16年7月上旬のペンシルベニア州での支持率は平均で35%。キニピアック大学の調査では不支持率が54%に上っていた。つまり、有権者はクリントン氏のことが好きではなかったのだ。

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