密輸のトンネル摘発、薬物約2000キロを押収 米カリフォルニア州

米国からメキシコ・ティファナへと続いている薬物密輸のためのトンネルが摘発された/San Diego Tunnel Task Force/Department of Homeland Security/AP

2020.04.02 Thu posted at 14:14 JST

(CNN) 米カリフォルニア州サンディエゴでこのほど、隣国のメキシコ・ティファナへと続いている薬物密輸のためのトンネルが摘発され、約1995キロの薬物が押収されたことがわかった。カリフォルニア州当局が明らかにした。

米移民税関捜査局(ICE)によれば、トンネルは幅が約90センチメートルで、長さは600メートル超。壁は補強され、換気や照明の設備があり、レールも敷かれていた。平均の深さは約9.4メートルだった。

トンネルはカリフォルニア州オタイメサの倉庫からティファナへと続いていた。

押収した薬物は、コカイン約589キロ、メタンフェタミン約39キロ、ヘロイン約7.7キロ、マリフアナ約1360キロなど。末端価格で2960万ドルに相当する。


末端価格で2960万ドルに相当する薬物が押収された/San Diego Tunnel Task Force/Department of Homeland Security/AP

米麻薬取締局(DEA)の幹部は、サンディエゴのトンネル摘発のための特別部隊を称賛。「新型コロナウイルスの感染が拡大しているが、DEAの職員は地元社会に奉仕し、地元社会を保護するため絶え間なく業務を続けている」と強調した。

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