(CNN) 米テキサス州ダラスの街に突然、「ピサの斜塔」ならぬ「ダラスの斜塔」が登場した。ビルの爆破解体がうまくいかず、傾いた残骸(ざんがい)が残ってしまったのだ。
11階建てのオフィスビルは、16日の爆破で一気に解体される予定だった。ところが建物は傾いたところで止ったまま、倒れる気配がない。
この光景をひと目見ようと市民らが次々と訪れ、写真を撮るようになった。さながらダラスの新名所だ。
しかしこのまま放置するわけにもいかず、解体作業が再開されることになった。今度は爆薬を使わず、クレーンや鉄球による昔ながらの作業で進めるという。
地元のCNN系列局はウェブサイト上で作業のライブ映像を配信しているが、かなり時間がかかりそうな気配だ。同局はツイッターに、クリスマスの方が先に来てしまいそうだと書き込んだ。
開発業者も「2~3回殴る程度では足りなそうだ」「作業を見物するのは面白いだろう」と話している。
ビル爆破解体のはずが「ダラスの斜塔」、思わぬ名物に 米