「世界最強のパスポート」、2020年代最初のトップは日本 英コンサル調査

「パスポート番付」で日本が首位となった/Justin Sullivan/Getty Images North America/Getty Images

2020.01.08 Wed posted at 14:51 JST

(CNN) ビザ(査証)なしで入国できる国・地域の数に基づいて世界各国のパスポート(旅券)を比較したランキングの最新版で、日本が単独トップに立っていることが8日までに分かった。

ランキングは英コンサルティング会社のヘンリー・アンド・パートナーズが航空運輸業界団体の国際航空運送協会(IATA)のデータを基にまとめ、随時更新。199カ国のパスポートを対象に、全227カ国・地域の渡航先にビザなし、または到着ビザ制度でいくつ入れるかを調べ、その数を各国のスコアとしている。

2020年代初のランキングで首位となった日本のスコアは191。2位には190のシンガポールが入り、3位は韓国とドイツが189で並んだ。

4位以下は欧州の国々が名を連ねる。188のイタリア、フィンランドに続いてスペイン、ルクセンブルク、デンマークが187、スウェーデンとフランスが186のスコアをそれぞれ獲得した。

一方で米国と英国のランキングは下がり続けている。今回のスコアはともに184でノルウェー、ギリシャ、ベルギーと同数。トップの座を分け合った15年からは程遠い順位となった。

入国可能な国・地域の数が最も少なかったのはアフガニスタンの26。首位とのスコア差は165で、06年に同ランキングの集計を始めて以来最も開いた計算になる。

アフガニスタンに次ぐワースト2位は、28のイラク。以下、29のシリア、32のソマリアとパキスタン、33のイエメンと続く。

ランキング上位10位は以下の通り。

1.日本(191カ国・地域)

2.シンガポール(同190)

3.韓国、ドイツ(同189)

4.イタリア、フィンランド(同188)

5.スペイン、ルクセンブルク、デンマーク(同187)

6.スウェーデン、フランス(同186)

7.スイス、ポルトガル、オランダ、アイルランド、オーストリア(同185)

8.米国、英国、ノルウェー、ギリシャ、ベルギー(同184)

9.ニュージーランド、マルタ、チェコ、カナダ、オーストラリア(同183)

10.スロバキア、リトアニア、ハンガリー(同181)

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