フィリピン・マニラ(CNN) フィリピン南部のミンダナオ島で15日、マグニチュード(M)6.8の地震があり、6歳の女の子を含む3人が死亡した。
ダバオデルスル州知事によると、6歳の女の子は倒壊した自宅の下敷きになって死亡した。
消防は3人の死亡を確認し、パダダの市場が倒壊したことを明らかにした。
ミンダナオ島はフィリピンで2番目に大きな島で、観光地としても人気がある。ソーシャルメディアには、ホテルのプールの水があふれたり、ショッピングモールから買い物客らが集団で避難する動画が投稿されている。
地元住民によると、学校の建物にも大きな被害が出ているが、日曜だったため校内は無人だった。
ダバオデルスル州知事は、3階建ての建物1棟が倒壊したとしている。
地震はミンダナオ島の最大都市ダバオ市を直撃。市内の学校は16日が休校となり、橋は亀裂ができたため通行止めになっている。
国営フィリピン通信社によると、ドゥテルテ大統領は地震発生当時、ダバオ市内の自宅にいた。自宅の壁には複数の亀裂ができたと伝えられているが、大統領は無事だった。
米地質調査所によると、周辺では余震が続き、M5.0を観測した余震もあった。震源地が内陸部だったため、津波の心配はないとしている。
ミンダナオ島では10月にもM6.6と6.5の地震が相次ぎ、14人が死亡、400人以上が負傷していた。