密輸犯を海軍が救助、コカインと一緒に海上漂流 コロンビア

コロンビアの沖合でコカインが入った大量の梱包物と一緒に海上に漂流してた密輸の容疑者3人が救助された/Colombian Navy

2019.10.06 Sun posted at 17:20 JST

(CNN) 南米コロンビアの海軍は6日までに、太平洋岸にある同国トゥマコ沖合で麻薬密輸の容疑者3人がコカインが入った大量の梱包(こんぽう)物と一緒に海上に漂流しているのを見つけ、救助したと発表した。

海上で遭難したとみられている。声明によると、トゥコマから30マイル(約48キロ)離れた海上で押収したコカインの量は計1265キロ。

海面上の梱包物などにすがりつくような形で浮いていたコロンビア人の3人は陸地へ搬送された。梱包物の化学検査を実施したところ塩酸コカインと判明した。3人は検察当局へ身柄を送致され、薬物密輸、製造や所持の罪で訴追される見通し。

海軍が捜索救助作業を実施していた際、海上の3人などを見つけていた。現場で撮影された画像には沿岸警備艇が3人に救命帯を投げ入れる様子などが収められていた。

国連薬物犯罪事務所(UNDOC)が昨年9月に公表した報告書によると、コロンビアは長年、主要なコカイン生産国となっており、最近では生産に用いられる土地の面積は過去最高の水準を示していた。

コロンビアのコカインの相当な量が中米やカリブ海を経由して北米大陸へ流れ込んでいる。

密輸犯が遭難、コカインと一緒に海上漂流

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