米ホテル内で化学物質 1人死亡、6人搬送 自殺との通報

現場ホテル前の様子/KPIX

2019.09.02 Mon posted at 10:00 JST

(CNN) 米カリフォルニア州サンノゼにあるフェアモント・ホテルで、化学物質を使って自殺を図った人がいるとの通報があり、消防によると女性1人が死亡、6人が病院に搬送された。

通報があったのは現地時間の8月31日午前10時ごろ。消防は、「自殺だったのかどうかは確認できないが、死者が1人いる」と説明している。

病院に運ばれた6人のほかにも、数人がふらつきや目まい、息苦しさなどの症状を訴えて現場で手当てを受けた。

ホテルの18階~20階にいた宿泊客らは避難した。死亡した女性は19階で見つかった。死亡推定時刻や、ホテル内にいた時間などは分かっていない。

対応に当たった消防隊は、室内の空気を吸わないよう、空気ボトルを持ち込んだ。現場は腐った卵のような臭いがしていたことから装備を厳重化、化学物質を吸収しない作業服に着替えたという。

現場では、使われた化学物質の種類を突き止めて除去する作業が行われている。

室内の床やカウンターの上には液体がこぼれていたことから、マウスウォッシュなのか有害物質なのかを検査する。爆発物の危険はないとしている。

化学物質で1人死亡、6人搬送 米加州ホテル

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