(CNN) 米オハイオ州ミラーズバーグの川で、夏休み中の少年がケナガマンモスの歯を発見する出来事があった。
お手柄を挙げたのはジャクソン・ヘプナー君(12)。先月に家族と宿泊施設を訪れた際、川底の泥から奇妙な物体が突き出ているのを見つけた。
宿主が13日にCNN系列局WEWSに明かしたところによると、ジャクソン君の父親とおじは自然への造詣が深い。すぐにインターネットで検索したところ、マンモスか古代生物マストドンの歯である可能性が判明した。
一家と宿泊施設は自分たちで化石の正体を突き止めようと、地元の大学教授に連絡。調査に訪れた専門家に向け、ジャクソン君が地図を作成した。
歯の発見場所を記したジャクソン君直筆の地図/Courtesy The Inn at Honey Run
宿泊施設によると、地図に添えられたメッセージには「家族写真を撮った橋から9メートルくらい上流でマンモスの歯を発見しました。川の左側に部分的に埋まっていました」とつづられている。
メッセージの最後には頼み事もひとつ書かれていた。「できるだけ早く僕の手元に歯を返してほしいです。友達に見せたいから」
調査に当たった大学教授はCNN系列局WJSの取材に、見つかったのは本当にマンモスの歯だとの見方を示した。
オハイオ州の歴史関連ウェブサイトによると、州内ではマストドンとマンモス両方の化石が見つかっている。両者の絶滅は1万年ほど前。マンモスは草食動物であることから、臼歯のふちが丸みを帯びていたという。
宿泊施設は声明で「素晴らしい発見の現場になれてこれ以上なく光栄」と言及。宿主はジャクソン君が友達に歯を見せ終わったら、いつの日か展示用に返してほしいと語っている。
ジャクソン君が地図に添えた手紙/Courtesy The Inn at Honey Run
12歳少年、川でマンモスの歯発見 米