6階建てビル屋上から犬が転落、偶然重なり命拾い 米NY

6階建てビルの屋上から転落したにもかかわらず軽傷で済んだ愛犬のウィンストン/Emma Heinrich

2019.08.07 Wed posted at 10:30 JST

(CNN) 米ニューヨークのマンハッタンで、フレンチブルドッグ犬が6階建てのビルの屋上から転落する事故があった。幸運なことに、犬はたまたまビルの前の路上に駐車していた車のサンルーフを抜けて運転席に飛び込み、奇跡的に軽傷で済んだ。

命拾いしたのはマンハッタン南東部に住むエマ・ハインリッヒさんの愛犬「ウィンストン」。オスのフレンチブルドッグで体重は14キロ近くあった。

ウィンストンは2日夜、散歩から帰宅した直後にハインリッヒさんの隙を突いて脱走し、階段を駆け上がって開いたままになっていた扉から屋上に到達、勢い余って止まれずに、そのまま飛び降りた。

ハインリッヒさんはこの時のウィンストンの様子について、「私の目の前で屋上のへりから姿が消えた」「私はパニック状態になって階段を駆け下りながら、息絶えた愛犬を抱き上げる心の準備をしようとしていた」とインスタグラムで振り返っている。

しかしウィンストンは、路上に駐車していた車のサンルーフを抜けて運転席に着地し、激しくあえぎながら周りを見回していた。

「この高さから転落したのに軽傷で済むなんて、天文学的な幸運だった」とハインリッヒさん。切り傷を負って過呼吸になっていたウィンストンをすぐに動物救急病院へ運んだ。

治療後は順調に回復し、本来の元気を取り戻しているという

診察の結果、骨折は免れたものの、X線検査で肺に打撲があることが分かり、ウィンストンは36時間、酸素室で過ごすことになった。

今は目を見張るほどの回復ぶりを見せ、まだ多少のぎこちなさはあるものの、普段通り元気に遊ぶようになったという。

ハインリッヒさんは「小さな偶然が重なって、重傷を負うこともなく命が助かったのは、信じられないほどの幸運だった」と胸をなでおろしている。

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