(CNN) 北朝鮮で勉強しているオーストラリア出身の学生アレク・シグリーさん(29)の行方が分からなくなっている。家族によれば、2日間連絡が付いていないという。
シグリーさんとは、オーストラリア時間の25日午前以降、「デジタルでのコンタクト」が取れておらず、この状況はシグリーさんにとって「普通ではない」という。
北朝鮮の通信インフラはここ数年近代化が進んでいるものの、世界の大部分と比較して信頼性の面では遅れている。
シグリー家の窓口となっている人物によれば、アレクさんが拘束されたかどうかは確認されていない。
豪州外務貿易省は26日、「北朝鮮で拘束されたとの報道があったオーストラリア人男性の家族」と連絡を取っていると明らかにした。プライバシーに対する懸念から名前には言及しなかった。
シグリーさんは金日成大学で北朝鮮の文学について学んでいる。英紙ガーディアンには北朝鮮での滞在について寄稿もしていた。初めて北朝鮮を訪問したのは2012年で、朝鮮語と中国語に堪能だという。