自動運転トラック、公道での試験運用始まる スウェーデン

スウェーデンでバックアップの運転手も乗せない自動運転トラックの試験運用が始まった/EINRIDE

2019.05.20 Mon posted at 17:15 JST

ロンドン(CNN Business) スウェーデンでこのほど、運転手などを乗せない自動運転トラック「T―Pod」の公道での試験運用が始まった。

スウェーデンの新興企業「Einride」は、物流の中心地であるヨンショーピング市の道路で、電気で走行する無人トラックの運用を開始した。

試験運用は2020年末まで行われる見通し。同社によれば、バックアップのための運転手を乗せない完全に自動走行するトラックが公道の走行を許可されたのは今回が初めて。

自動運転トラックは離れた場所からオペレーターが監視を行う。必要な場合にはトラックをコントロールできるという。他企業の自動運転車は、運転を引き継ぐために車内に運転手を乗せて公道を試験走行している。

トラックにはカメラやレーダー、3Dセンサーを搭載。周囲360度を認識できるという。

トラックが走行するのは倉庫から貨物ターミナルのわずか300メートルだが、5度の直角のターンと、他の車両も利用する100メートルの直線が含まれている。試験運用期間中は、1日あたり複数回の走行を行う。

最高速度は時速85キロだが、試験運用中に許可されている速度は時速5キロ。速度制限はスウェーデンの交通当局が定めた。

完全自動走行のトラック、公道テスト始まる

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。