(CNN) 航空機で新たな目的地に着陸する時の感覚というのは、他に例えようがない。特に、進入時に絶景が望めるとあればなおさらだ。
だが、着陸時に最も見事な眺望が楽しめる空港はどこだろうか。
英プライベートフライ社がまとめた2019年版のランキングによると、投票で1位に輝いたのはアイルランドのドニゴール空港だった。
1.ドニゴール空港(アイルランド)/Owen Clarke
ドニゴール空港はキャリックフィンにある地域空港で、進入時には起伏に富んだ美しい海岸線を一望できる。チャーター機の予約を手掛けるプライベートフライ社のランキングで2年連続トップに立った。
2.バラ空港(スコットランド)/Ewen Weatherspoon
2位にはスコットランドのバラ空港が入った。進入地点では息をのむような海岸の光景が広がっている。
プライベートフライ社のアダム・トワイデル最高経営責任者(CEO)は「旅行では往々にして目的地へと急ぐだけになってしまう。今回のランキングではそんな方々に対し、一息ついて航空機の窓の外に目をやり、空の旅の喜びを味わうようお勧めしている」と話す。
ドニゴール空港の眺めについては「着陸時の起伏に富んだ海岸線の光景には心から畏敬の念を覚える。唯一無二の場所であり、世界の観光客の間で人気なのは明白だ」と語っている。
4位には米フロリダ州のオーランド・メルボルン国際空港がランクイン。投票者の1人は「ケネディ宇宙センターとケープカナベラル空軍基地の上空を通過する際、発射台に据えられたロケットが見えるかも」と話す。
9.ロンドン・シティー空港(英)/Andrew Holt
9位の英ロンドン・シティー空港では、テムズ川に加え、「ビッグベン」の愛称で知られる議会議事堂の時計といった名所を一望できる。
7.クイーンズタウン空港(ニュージーランド)/PrivateFly
7位にはニュージーランドのクイーンズタウン空港がランクインした。投票した人は着陸時の絵になる光景に感嘆していた。
6.ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場(オランダ領サバ島)/Cess Timmers/www.tvc-advertising.com
カリブ海のオランダ領サバ島にあるファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場は6位。同空港の滑走路は商用空港としては世界最短だ。イタリアのアオスタバレー空港は10位で、「欧州の壮大な山脈」を見下ろす絶景が高評価につながった。
10.アオスタバレー空港(イタリア)/Courtesy PrivateFly
毎年恒例の投票には観光の専門家や航空ファンが参加。世界各地の129空港に7000票以上が集まった。
プライベートフライによる着陸時の絶景トップ10は以下の通り。
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1.ドニゴール空港(アイルランド)
2.バラ空港(スコットランド)
3.ニース・コートダジュール空港(フランス)
4.オーランド・メルボルン国際空港(米フロリダ州)
5.プリンセス・ジュリアナ国際空港(セント・マーチン島)
6.ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場(オランダ領サバ島)
7.クイーンズタウン空港(ニュージーランド)
8.ビリー・ビショップ・トロントシティー空港(カナダ)
9.ロンドン・シティー空港(英)
10.アオスタバレー空港(イタリア)