(CNN) 旅行ガイドブック「ロンリープラネット」はこのほど、2019年に訪れるべき世界の都市ベスト10を発表した。1位には、現代的なデザインや有名レストランが魅力のデンマーク首都、コペンハーゲンが選ばれた。
ロンリープラネットは14年前から毎年、スタッフや世界の旅行通数百人の意見を基に、国や都市、地域などのベスト10を選んでいる。
19年版の都市のリストには、すでによく知られた街や今まで注目されていなかった街、災害から復興した街などが名を連ねている。
1位のコペンハーゲンでは最近、工業地区を再開発したラフスヘーレウーウン地区にオープンした屋台村「ラフェン」がにぎわっている。
1位にはデンマークの首都コペンハーゲンが選ばれた/@gmlykin/Shutterstock
世界最古のテーマパークといわれる「チボリ公園」は例年1~3月に休園していたが、今年から2月に営業を始めた。
郊外のごみ処理発電施設の屋上には、人工スキー場やハイキングコースがある。
運河沿いにオープンした複合施設「BLOX」には、移設されたデンマーク建築センターなどが入っている。
コペンハーゲン発の北欧料理の有名店「ノーマ」は移転のため一時閉店していたが、今年再開店した。
この街を拠点に、世界遺産のソルキレ大聖堂やスウェーデン南端のマルメ、ルイジアナ近代美術館などへ足を延ばす旅もおすすめだ。
2位は中国の深セン。超近代的なビルや先進的な環境対策で知られ、未来型都市として注目されている。
アートやデザイン、バラエティに富んだ食事、ナイトライフや音楽、個性的なテーマパークなども楽しめる。中国の今を味わうには最適の都市だ。
新たに開通した高速鉄道を使えば、香港からわずか20分で深センに着く。
3位はセルビア第2の都市、ノビサド/Vestica/Getty Images
3位はセルビア第2の都市、ノビサド。首都ベオグラードに比べて知名度は低いが、「セルビアのアテネ」と呼ばれ、音楽とアートが盛んな若者向けの街だ。
4位は米フロリダ州マイアミ/Jeffrey Greenberg/UIG via Getty Images
4位の都市は米フロリダ州のマイアミ。サウス・ビーチの美しい海岸やアート・スポットにキューバなど中南米の文化もミックスされ、だれもが楽しめる街になっている。
5位にはネパールの首都、カトマンズが入った/Frank Bienewald/LightRocket/Getty Images
5位にはネパールの首都、カトマンズが選ばれた。大地震から3年が過ぎ、ヒマラヤ山脈の玄関口として復活している。旧市街への車の乗り入れが禁止され、カトマンズ盆地一帯で警笛も制限されて、以前よりずっと静かな街になった。
今年の6位はメキシコ市、7位は西アフリカ・セネガルの首都ダカール、8位は米ワシントン州シアトル、9位はクロアチアの港町ザダル、10位は北アフリカ・モロッコの古都メクネスだった。