インドネシア地震、死者832人に ジョコ大統領が被災地へ

インドネシアで起きた地震による死者は832人に達した/Muhammad Rifki/AFP/Getty Images

2018.09.30 Sun posted at 19:42 JST

インドネシア・ジャカルタ(CNN) インドネシアのスラウェシ島で発生した地震による死者は30日までに832人となったことがわかった。インドネシア当局者が明らかにした。

スラウェシ島では28日にマグニチュード(M)7.5の地震が同島中部のパル周辺を襲った。死者の数は増え続けており、当局によれば、今後も遺体の収容が続くとみられている。

災害当局の試算によれば、今回の地震で240万人が被災した。地震発生時、パル市には71人の外国人がいたが、その大部分はジャカルタへ避難した。フランス人3人、マレーシア人1人、韓国人1人の少なくとも5人の外国人について行方が分かっていないという。

在ジャカルタの米大使館によれば、30日時点で、米国人が被災したとの報告は入っていないという。

35万人が住むパルの街では、ショッピングモールが倒壊したほか、モスク(イスラム教礼拝所)の大きなドームも破損した。

人々は、回収できたわずかな持ち物をプラスチックのバッグやバックパックに入れて屋外の避難所に運んだ。避難所では数千人が救援物資を待っている。

重傷者は数百人にのぼり、少なくとも1万7000人が家を失ったという。重機や人員の不足から、救出作業は難航している。

インドネシアのジョコ大統領は30日に被災地入りする予定だが、被害の全容は明らかになっていない。

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