F35B戦闘機が初の墜落事故、パイロットは脱出 米

MC3 MATTHEW FREEMAN/U.S. Navy

2018.09.29 Sat posted at 12:45 JST

ワシントン(CNN) 米サウスカロライナ州ビューフォート郡で28日、米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」が墜落した。米軍当局者がCNNに明らかにした。

現場は同郡にある海兵隊航空基地の近く。パイロットは無事脱出し、負傷がないか診察を受けているという。国防当局者はCNNの取材に、F35の墜落は初めてだと明かした。

海兵隊は同日、声明で墜落があったことを確認。民間人の負傷者は出ていないとしている。墜落したF35Bは同基地を拠点とする第501海兵隊戦闘攻撃訓練飛行隊に所属する機体で、原因は調査中だという。

F35Bは27日に初の空爆を実施していた。空爆はアフガニスタンで行われ、反政府武装勢力タリバーンが標的だった。

F35は史上最も高額な兵器と呼ばれ、開発の過程でたびたび遅れが生じた。

F35には空軍仕様のA型、海兵隊のB型、海軍のC型がある

米国防総省は墜落事故の前に、ロッキード・マーチン社が値下げに応じたことを受け、F35の次回調達に関する新契約を結んだと発表していた。

発表によれば、海兵隊仕様のF35Bは1機あたり1億1550万ドル(約130億円)、空軍仕様のF35Aは初めて9000万ドルを切る価格となる。

F35Bはヘリコプターのような垂直着陸が可能なシリーズ唯一の機種で、離陸に必要な距離も他の戦闘機に比べて大幅に少ない。

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