中国の大物実業家、性犯罪容疑で一時拘束 米ミネソタ州

性犯罪容疑で一時拘束された劉強東氏/BILLY H.C. KWOK/BLOOMBERG VIA GETTY IMAGES

2018.09.03 Mon posted at 12:08 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米ミネソタ州ミネアポリスの警察は3日までに、中国のインターネット通販大手、京東集団(JDドット・コム)の創業者、劉強東・最高経営責任者(CEO)を性犯罪容疑で一時拘束したことを明らかにした。

警察の報道官によると、劉氏は8月31日深夜に逮捕されたが、1日午後4時ごろに釈放された。同報道官によると捜査は継続中だが、正式な起訴などには至っていないという。

京東集団は中国のソーシャルメディアを通し、劉氏が不当な疑いをかけられたと主張。警察による捜査の結果、違法行為の証拠は見つからなかったと述べた。

同社は中国のネット通販最大手、アリババに次ぐ2番手で、北京に本社を置く。約20年前の創業から成長を続け、2014年には米ナスダックに上場した。米シリコンバレーに機械学習やAI(人工知能)の研究所も開設している。

米金融情報サービス大手ブルームバーグによると、劉氏の資産は73億ドル(約8100億円)前後と推定される。

米グーグルは最近、京東集団に5.5億ドルを出資すると発表した。両社は東南アジア、米国、欧州の各地で米アマゾンやアリババと競う構えだ。

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