ハリケーン接近でハワイ厳戒、2週間分の備えを呼びかけ

ハワイ島がハリケーンによる豪雨に見舞われ、車の一部が水没/Mario Tama/Getty Images North America

2018.08.24 Fri posted at 09:34 JST

(CNN) 米ハワイ州に接近している大型ハリケーン「レーン」の影響で23日、ハワイ島が豪雨に見舞われ、土砂崩れや洪水が発生している。

米国立気象局によると、ハワイ島の一部では、同日午前9時までの24時間で480ミリを超す大雨を観測。同州のイゲ知事は住民に対し、2週間分の食料や水を確保しておくよう呼びかけた。

中部太平洋ハリケーンセンターによると、レーンは現地時間の24日にかけてハワイに接近または横断する見通しで、26年ぶりにハワイに上陸する恐れもある。

レーンの勢力は5段階で上から2番目の「カテゴリー4」。現地時間の23日午前8時現在、ハワイ島のカイルアコナから約330キロ南西の太平洋上にあり、最大風速は約58メートル。週末にかけて250~760ミリの降雨が予想されている。

ホノルルではバスが巡回して住民を避難所へ避難させている。公立学校は全校が休校となり、州政府機関は職員に自宅待機を指示した。

暴風や土砂崩れ、高波、洪水にも警戒する必要があり、州内の全島に警報や注意報が出されている。

ハリケーンの襲来に備え、窓を板材で補強した家屋

住民は商店に詰めかけて食料や水、トイレットペーパーなどを買い集め、窓を保護するためのベニヤ板や発電機を買い求める住民も。ガソリンスタンドには長蛇の列ができた。

当局は早めに避難するよう呼びかけ、自宅がハリケーンの暴風に耐えられると判断した場合は外出を控えるよう促した。

ホノルルの空港には、ハリケーン到来の前に島から脱出しようとする人で長い行列ができた。各地の港湾も封鎖されている。

大型のハリケーンがハワイへ

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