百年前のタイムカプセル発見、中には南部連合ゆかりの品々 米ルイジアナ州

撤去された像の下から「タイムカプセル」が見つかっていた/Monumental Task Commitee

2018.08.06 Mon posted at 14:17 JST

(CNN) 米南部ルイジアナ州ニューオーリンズでこのほど、撤去された南軍司令官の像の下から1913年に埋められた「タイムカプセル」が見つかった。中には、南部連合大統領らの写真や旗、紙幣、メダルなどが収められていた。

見つかったのは銅製の箱で、南北戦争中に南軍将軍を務めたP・G・T・ボーリガードの像の基底部の下で見つかった。ルイジアナ州立博物館がその中身を公開した。

ボーリガードの騎馬像は激しい議論の末に1年ほど前に撤去されていた。箱が見つかったのは先月25日で、像の基底部が取り除かれた後のことだった。

箱の中には、南軍将軍のロバート・リーや南部連合大統領のジェファーソン・デイビスの写真など南部連合に関連する記念品のほか、旗や紙幣、メダルなど同市ゆかりの品も入っていた。

その多くは天候の影響や時間の経過で損傷しているが、中には驚くほど状態の良いものもあったという。

ルイジアナ州の副知事はCNN提携局WDSUの取材に、「歴史を忘れることはできず、変えることもできない。そこから学び、前に進むことが必要だ。この件で対立感情が再燃しないことを願う」と述べた。

カプセルが像の基底部に置かれたのは1913年11月14日。ボーリガード将軍の像はその1年後に市内の公園付近に建立されていた。

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