カブール空港近くで自爆テロ、14人死亡 副大統領が標的か

アフガン首都カブールにある国際空港近くで自爆テロが発生した/CNNI

2018.07.23 Mon posted at 10:21 JST

(CNN) アフガニスタンの首都カブールにある国際空港近くで22日、自爆テロがあり、警察によれば、14人が死亡し、60人が負傷した。

警察の広報担当は、トルコに亡命していたドスタム副大統領が標的だった可能性があるとの見方を示した。ドスタム副大統領は昨年、政敵に対する拷問や虐待に関する非難を受けてトルコに出国していたが、22日にアフガンに戻ってきていた。

自爆犯は、空港近くで警官に身元が割れると、爆弾を爆発させた。死者の中には警官1人が含まれるという。

米民間情報機関「SITEインテリジェンス・グループ」によれば、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。

アフガニスタンでは今年に入り、暴力による民間人の死者数が増えている。国連が先ごろ発表した報告書によれば、2018年1~6月期に死亡したアフガニスタンの民間人は約1700人と過去最高の水準だった。過去10年の中で最も多い死者数だという。

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