写真特集:韓国の「ひとり族」

Nina Ahn

2018.11.10 Sat posted at 11:30 JST

 韓国で増える「ホンジョク(ひとり族)」。若者世代の孤独をとらえたニーナ・アン氏とハシシ・パク氏の写真を見る

ニーナ・アン氏の写真の狙いは、韓国の若者にみられる「ホンジョク(ひとり族)」という現象を捉えることだ/Nina Ahn
「ホンジョク」という言葉は孤独と自立を受け入れる世代を形容するのに使われることが多い/Nina Ahn
アン氏は「私たちは明るい将来を目指してただ必死に働くだけでは幸福が保証されない世代に生きている。それなら自分の時間に投資したい」と語る/Nina Ahn
「ホンジョク」という言葉は「ホン(ひとり)」と「ジョク(族)」の語を組み合わせたものだ/Nina Ahn
アン氏の写真は孤独にまつわる問題を掘り下げていることが多いが、同氏の見方によれば、同年代の人々は旅行のような体験を通じて人生を豊かにすることにもっと意欲的だという/Nina Ahn
「私の仲間は幸せな結末など無いことを知っており、より賢く人生に向き合っている。人生における優先順位が変化したということだ」(アン氏)/Nina Ahn
アン氏の写真は若い孤独な被写体を描き、韓国の若者の社会的現実を探っている/Nina Ahn
今日の若者は他者と接する機会が限られており、自分に向き合う時間もないとアン氏はみている/Nina Ahn
韓国の独身世帯の数は2016年の時点で500万人超と、人口の28%近くを占める/Nina Ahn
ソウルで人けのない高速道路のガードレールの上にひとり座る20代の女性/Nina Ahn
韓国では中産階級の成長に加え、家族計画を促進する政府の取り組みもあり、出生率が劇的に低下にした/Nina Ahn
アン氏は10年以上にわたりソウルで暮らしてきた/Nina Ahn
ここから続く作品で写真家ハシシ・パク氏の出発点となったのは、寂しさと孤立というコンセプトだ/Hasisi Park
パク氏は韓国の若者の孤独の背景に、現代の社会的なプレッシャーがあるとの見方を示す/Hasisi Park
パク氏によれば、「ホンジョク」世代は今や一大経済勢力となっている/Hasisi Park
パク氏はソウルでフリーの写真家として働いており、「タイム」や「GQ」などの雑誌に載せる写真を撮影してきた/Hasisi Park
「私たちが生きている社会は非常に不安定になり得る。若者はこれ以上、傷つきたくないのだと思う」(パク氏)/Hasisi Park
パク氏は巨大な空虚や社会一般の中に生きる無力な存在として被写体を描き出すことが多い/Hasisi Park

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