(CNN) ロシアで行われているサッカーのワールドカップ(W杯)は23日、1次リーグのグループFの試合があり、ドイツが後半追加時間の得点でスウェーデンに辛勝したほか、メキシコが韓国を下して連勝した。
前回大会王者のドイツはメキシコと対戦した初戦を落としていた。ドイツはエジルやケディラを外すなど先発をいじってきた。
試合は、固い守備を見せるスウェーデンが前半32分に先制。スウェーデンのトイボネンがゴール前でボールを胸でトラップして前に落とすと、ドイツのGKノイアーの頭上を越えるループシュートを放った。ノイアーは触ることができず、ボールがゴールネットを揺らした。
前半はこのままスウェーデンの1点リードで終了。
ドイツは選手交代で後半頭からFWゴメスを投入。後半3分にロイスのゴールで同点に追いついた。
得点が動かないなか、試合時間残り約10分でドイツのDFボアテングが2枚目のイエローカードで退場。ドイツは1人少ない状況で残り時間を戦うことになった。
試合終了目前の95分にドイツがFKのチャンスを得る。これを生かし、クロースが美しい弧を描くシュートをゴールに向けて放つとGKも触ることができず、ボールはネットに突き刺さった。
試合はこのまま終わり、ドイツが2-1でスウェーデンを下した。
グループFのもう1試合は、メキシコが2-1で韓国を下した。
メキシコは前半にPKからの得点でリードを奪う。後半にはエルナデスがゴールを決めて、リードを2点と伸ばす。エルナンデスにとっては代表50点目のゴールとなった。
韓国は試合終了間際に得点を決めたが万事休す。試合はメキシコが2-1で勝利した。
グループFはメキシコが勝ち点6で首位。ドイツとスウェーデンが勝ち点3で並んだ。連敗の韓国は勝ち点0で最下位。