金正恩氏がシンガポールの市内観光 米朝会談前夜

自撮り写真に収まったシンガポールのバラクリシュナン外相(左)、金委員長(中央)、シンガポールのイーカン教育相

2018.06.12 Tue posted at 09:16 JST

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は11日夜、米朝首脳会談のために滞在しているシンガポールのホテルから外出して市内の観光名所を訪れた。

正恩氏が滞在するセントレジス・ホテルの前には、午後6時ごろからバイクや警察車両が集まり始めた。

その数時間後、正恩氏らの一行が入っていったのは、カジノや屋上プールで知られるリゾートホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」。北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は、正恩氏が同ホテルの展望デッキから夜景を楽しんだと伝えた。

KCNAによると、正恩氏はシンガポールの街について、話に聞いた通り清潔で美しく、同国から学ぶことは多いと語った。同氏は市内のフラワー・ドームや港も訪れ、「シンガポールの社会、経済開発」について学んだという。

シンガポールのバラクリシュナン外相は同日深夜、ツイッターに正恩氏との自撮り写真を投稿した。同行したイーカン教育相と3人でカメラに向かって笑顔を見せている。

街を歩く正恩氏に市民から歓声が上がり、KCNAのカメラがその姿を追った。

正恩氏とトランプ米大統領の会談は現地時間の12日午前9時(日本時間同10時)から、シンガポール南端セントーサ島にある「カペラホテル」で開かれる。米政権当局者によると、両首脳はカメラの前であいさつを交わした後、通訳だけが同席する1対1形式の会談に入る予定だ。

金正恩氏、シンガポールを観光 

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。