ベルリン(CNN) ドイツ西部の動物園で1日、豪雨に見舞われた動物園のおりからクマが逃げ出し、射殺された。当局が明らかにした。
現場はリューネバッハ郊外にある「アイフェル動物園」。地元当局は当初、ライオン2匹とトラ2匹、ジャガー1匹が脱走したと説明していたが、後に大型ネコ科動物がおりから抜け出した事実はないと訂正した。警察は住民に対し、屋内にとどまるよう指示していた。
地元警察の報道官も、動物園から逃げ出したのはクマだけだと明言した。
地元災害管理当局の報道官によれば、クマは1日早朝の豪雨の後におりから抜け出した。
動物園では豪雨により複数のおりが冠水した上、当局は最初ネコ科動物の所在を確認できず、大量脱走の恐れが広がった。実際には、おりの外から見えない高所に登っていたという。
アイフェル動物園はベルギー国境から約18キロの場所に位置する。動物園のウェブサイトによると、約400頭の動物が暮らし、シベリアトラやアフリカライオンなどの猛獣も含まれている。