レストランはミシュランの星付き、世界の高級ホテル10選

英エディンバラにある風格漂うホテルのレストランでワインと創作料理を堪能

2018.11.11 Sun posted at 12:19 JST

(CNN) 最高級料理を紹介するミシュランガイドは、その対象を常に欧州以外の地域に拡大しており、今やミシュランの星を獲得したレストランのあるホテルが世界中に存在する。

今回は、自分の部屋からエレベーターに乗るだけで最高級料理が味わえるホテルを10軒ご紹介する。

21212(英国、エディンバラ)

このホテルのゲストは、エディンバラのロイヤルテラスにあるこのジョージ王朝風の豪華なタウンハウスで夕食のテーブルに着き、創作料理を味わえる。

レストランのシェフ、ポール・キッチング氏が作るモダンなフレンチ風料理のメニューは毎週変わるが、このレストランはワインを豊富に取り揃えており、常に料理に合う上等なワインを提供してくれる。

また、このタウンハウスの2階と3階には、広くて風通しの良い寝室が4室あり、各室に専用のラウンジがある。デザイナー家具を配置するなど部屋の装飾は現代的だが、年代物の建築ならではの特徴は可能な限り保たれている。

スイスのリゾート地にあるカールトン・ホテル・サンモリッツ

ベルモンド コパカバーナ・パレス(ブラジル、リオデジャネイロ)

この歴史ある海辺のホテルには、1923年の創業以来、ウォルト・ディズニー、マドンナ、マリリン・モンロー、ローリング・ストーンズなど、数々の著名人が宿泊した。

スイートとペントハウスは、アール・デコ様式のホテルの建物に合ったアンティーク家具やフランス製の布製品で飾られ、全室から街か海の景色が楽しめる。

2016年創刊のリオデジャネイロ・サンパウロ版ミシュランガイドで星を獲得したレストラン「ミー」では、シェフのケン・ホン氏が作るアジア料理が味わえる。同店にはホン氏独自の魚料理が食べられる専用の寿司バーもある。

カールトン・ホテル・サンモリッツ(スイス)

1913年創業のこの高級ホテルは、スキーリゾートとして知られるスイスのサンモリッツにあり、まるで宮殿のような装飾はロシア皇帝からヒントを得たとされる。

14室ある豪華なスイートからはアルプスの絶景が楽しめ、さらにホテルのバルコニー、スパ、ウェルネスセンターからは周辺の山々や有名なサンモリッツ湖が望める。

宿泊客は1日スキーを楽しんだ後、レストラン「ダ・ヴィットリオ」でイタリア風料理を味わえる。イタリア・ブルサポルトに同名の本店があり、同店を監督する兄弟シェフ、エンリコ、ロベルト・チェレーア両氏が作る料理はすべて季節の食材が使われている。

米バージニア州ワシントンにあるジ・イン・アット・リトルワシントン

ハスラー(イタリア・ローマ)

スペイン階段を上った所にあるこの高級ホテルからは、ローマの絶景が見られる。また92室ある豪華な客室とスイートの一部は広いバルコニーを備え、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ(ドーム)から遠くアルターレ・デッラ・パトリアまで見渡せる大パノラマが楽しめる。

同ホテルの6階にある今年10周年を迎えたミシュラン1ツ星レストラン「イマーゴ」からも同じ景色が見られる。ナポリ出身のシェフ、フランチェスコ・アプレダ氏は日本で働いた経験があり、同氏が作る料理はすべて東洋風イタリア伝統料理だ。

ジ・イン・アット・リトルワシントン(米バージニア州ワシントン)

ワシントンDCの都市圏には素晴らしいレストランが数多くあり、ミシュランが2017年に初めて出版したワシントンDC版ミシュランガイドにそのうちの12店が掲載された。しかし、今年40周年を迎えたこのホテルは、ワシントンDCから110キロ以上も離れたバージニア州ワシントンにあるにも関わらず、そのあまりの素晴らしさから、ミシュランの調査員らはこのホテルをワシントンDC版ガイドに加えた。

ホテルの豪華な食事エリアで四品料理が専門の独学のシェフ、パトリック・オコンネル氏の料理を堪能した後は、予約があればそのままバロック様式の客室に戻って一泊できる。

マンハッタンのニューヨーク・エディション内にあるレストラン、クロックタワー

ザ・ランガム(中国・上海)

このホテルは上海の旧市街の外灘(バンド)に位置するが、最新のガラス建築の中にあり、客室にも中国の伝統的要素をわずかに残す程度の現代的な装飾が施されている。また、すべての客室には床から天井までの窓があり、上海の街の絶景が楽しめる。

同ホテル内にある中華レストラン「唐閣(タンコート)」は、総料理長のジャスティン・タン氏の監督の下、昨年ミシュランで三ツ星を獲得し、その後、中国で唯一の三ツ星レストランとなった。

マリーナ・ベイ・サンズ(シンガポール)

2010年に開業したこのホテルは、3棟の超高層ビルで構成され、屋上には世界最大の屋上インフィニティプールがある。ウォーターフロントに建設された総客室数2561室のこの巨大リゾートには10軒以上のレストランがあり、マリオ・バターリ、ウルフギャング・パック、ゴードン・ラムゼイといった有名シェフの店もある。

このホテルで最も人気の高い店の1つが、日本人シェフ、和久田哲也氏の「ワク・ギン」だ。広さ743平米のダイニングルームには、くつろげるバー、プライベートなコクーンルーム3室、メインダイニングルームがある。

ザ・ニューヨーク・エディション(ニューヨーク州ニューヨーク)

このホテルがある41階建てのクロックタワーは、1909年にメトロポリタン生命保険会社の本社ビルとして建設された。このしゃれたホテルからはマディソン・スクエア・パークやフラットアイアン・ビルディングなど、ニューヨークの街が360度見渡せる。

著名なホテル経営者、イアン・シュレーガー氏がプロデュースしたこのデザイナーズホテルには、273の客室と陽気な雰囲気のロビーがある。このホテルの新しいレストラン「ザ・クロックタワー」は、著名な英国人シェフ、ジェイソン・アザートン氏とレストラン経営者スティーブン・スター氏が監修しており、今年ミシュランガイドに追加された。

ワイナリーの名を冠したザ・イェットマンの客室

シングル・スレッド(米カリフォルニア州ソノマ郡)

この高級レストランは、カイル、カティナ・コノートン夫妻が2016年にソノマ郡に開業した。

店のメニューは一般的な四季ではなく、七十二候に基づいて常に変更される。ゲストは、事前に返金不可のチケットを購入すると、全52席の静かなダイニングルームで、食材にこだわった全11品の料理が味わえる。

またレストランの2階には広さ65平米のスイートを含む5つの客室があり、長い食事を楽しんだ後、そのまま自室に戻ってくつろげる。

ザ・イェットマン(ポルトガル)

ザ・イェットマンは、ポルトガル第2の都市ポルトにあるワインをテーマとしたホテルで、客室やスイートにはワイナリーの名前が付いている。ドウロ川に面した部屋からは、ポルトの歴史的中心部の見事な景色が楽しめる。

同じ景観はホテルのレストランからも見られる。このレストランは昨年からミシュランの2ツ星を保持している。シェフのリカルド・コスタ氏が作るのは、伝統的なポルトガルの味を現代風にアレンジした料理で、同ホテルが豊富に取りそろえる地元産ワインとの相性も抜群だ。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。