マハティール氏が首相返り咲き、世界最高齢の首脳に マレーシア

マハティール氏が首相返り咲き

2018.05.11 Fri posted at 12:36 JST

クアラルンプール(CNN) 9日に投開票されたマレーシアの総選挙で勝利したマハティール元首相が10日、首相に就任した。92歳で政権トップへの返り咲きを果たし、世界最高齢の首脳となった。

マハティール氏は10日の午後9時50分ごろ、マレーシアの国家元首であるムハマド5世の前で首相就任の宣誓を行った。

1981年から2003年まで首相を務めていたマハティール氏は、今回の選挙で野党連合を率いて与党連合・国民戦線に大勝。独立以降の60年あまりで初めてとなる政権交代を実現した。

就任式後最初の記者会見に臨んだマハティール氏は、国民から不評の消費税を速やかに廃止すると発表。また同性愛の罪で有罪となり収監されている政治的盟友のアンワル・イブラヒム元副首相に恩赦を実施し、政界への復帰を後押しする考えを示した。

選挙公約に掲げたナジブ前首相の汚職疑惑追及について問われると、「法律に照らして不正が認められれば、ナジブ氏は然るべき結果に直面せざるを得ないだろう」と述べた。

マハティール氏、世界最高齢の首脳に

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