日本の子どもの人口、37年連続で減少 1553万人に

前年よりも子どもの人口が増えたのは東京都だけだった

2018.05.10 Thu posted at 20:05 JST

東京(CNN) 日本の15歳未満の子どもの数は今年4月1日時点で、前年より17万人減少し、1553万人となったことがわかった。人口減は37年連続。総務省が発表した。

年齢別でみると、12~14歳の人口が326万人と一番多い。このことから、子どもの人口の減少という流れがすぐにとまることはなさそうだ。

安倍政権は少子化対策を進めているが、前年よりも子どもの人口が増えたのは東京都だけだった。

日本の総人口は1億2600万人で、子どもが占める割合は12.3%。米国の同18.9%や中国の同16.8%、インドの同30.8%といった数字を下回っている。

日本では長年の間、出生率は低いままだ。しかし、少子化を目撃した多くの工業国とは異なり、日本は移民の受け入れには消極的だ。

厚生労働省の試算では、日本の総人口は2060年までに8674万人に減少するという。

年金や医療保険を必要とする高齢者が増え、彼らを支えるための税金を納める労働者の数が減るなか、日本はかつてない課題に直面している。

経済協力開発機構(OECD)の2013年のデータでは、日本の人口に占める外国人の割合は1.3%。米国は同7%、エストニアは同16.1%。

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