アメリカバイソンの赤ちゃんが誕生 米州立公園で出産シーズン

米サウスダコタ州の州立公園で今年最初に生まれたアメリカバイソンの赤ちゃん

2018.04.07 Sat posted at 11:58 JST

(CNN) 米中西部サウスダコタ州のカスター州立公園で今年初めて生まれたアメリカバイソンの赤ちゃん。2週間で9キロ近く体重が増えるなど、元気な成長ぶりを見せている。

同公園では先月22日に生まれたこのメスの赤ちゃんを皮切りに、この春450頭のアメリカバイソンが生まれる見通し。それぞれの赤ちゃんに名前はついていないが、来園者は最初に生まれた赤ちゃんを「ヘルムズリー」と呼んでいる。生まれた日と同じ日に同公園への寄付を行った「ヘルムズリー慈善信託」にちなむ。

同公園に生息するアメリカバイソンは、通常4月の初旬に出産時期を迎える。これまで生まれたのは6頭ほど。すべての赤ちゃんが生まれると、群れの数は約1300頭になるとみられる。

生まれたばかりのアメリカバイソンの体重は約16~約23キロ。州立公園で生育プログラムの責任者を務めるマーク・ヘンドリックスさんによれば、「ヘルムズリー」の体重は今秋までに約180キロに増加する。成長すれば約450~約500キロになるという。

「かつて米国には数百万頭のバイソンが生息していた。現在は40万頭ほどだ」と、ヘンドリックスさんは説明する。今後は民間の生育業者とも協力して、生息数を100万頭に回復することを目指すとしている。

すくすく成長、アメリカバイソンの赤ちゃん

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