ホワイトハウス前で自殺、男性が頭を撃つ トランプ氏は不在

ホワイトハウス近くで男性が頭部を撃って死亡した

2018.03.04 Sun posted at 09:33 JST

(CNN) 米大統領警護隊(シークレットサービス)によると、首都ワシントンのホワイトハウス前で3日正午前ごろ、男性が銃で自身の頭を撃って死亡した。トランプ大統領は当時、フロリダ州の別荘にいて無事だった。

シークレットサービスによると、男性はホワイトハウスの北側フェンスに近付き、隠し持っていたけん銃を取り出して数回発砲した。ホワイトハウスに向けて撃った形跡はないという。

男性は1発の銃弾による傷で死亡したとみられる。シークレットサービス側は発砲せず、ほかに負傷者は報告されていない。

捜査当局筋がCNNに語ったところによれば、男性はまず自分の携帯電話を撃ってから自身に銃を向けたとみられる。遺書は見つかっていないが、現場で押収された本に意味不明の文章が書かれていたという。

トランプ大統領とメラニア夫人は当時、フロリダ州の別荘にいて無事だった。3日中にはワシントンへ戻り、ホワイトハウス記者クラブが主催する恒例の夕食会に出席する。

発砲時、トランプ大統領夫妻は不在だった

シークレットサービスの報道官によれば、捜査当局は死亡した男性の身元をすでに特定したが、遺族への連絡を優先して公表を控えている。

捜査当局は同日午後、ホワイトハウスの近くにあるホテル付近で、アラバマ州ナンバーの乗用車を数時間にわたり捜索した。

爆弾処理班に続いて捜査班が車内を調べ、写真や文書のようなものを押収した。シークレットサービスの情報筋はCNNに、自殺した男性の車がこの区域に止めてあったことを確認した。

ホワイトハウス封鎖、近くで男性が死亡

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