東京にいながらパリやローマへ「飛行機旅行」、VRで疑似体験

VRで飛行機旅行が楽しめる

2018.02.24 Sat posted at 11:05 JST

(CNN) 東京からパリまでファーストクラスの優雅な旅と機内食のコース料理を楽しみ、現地で市内観光も――。本物の飛行機には乗らずに海外旅行を体験するアトラクションが話題を呼んでいる。

東京都内の「ファースト・エアラインズ」は、仮想現実(VR)の技術を駆使して旅行を疑似体験できる施設。海外旅行につきものの乗り継ぎや手荷物料金、空港の混雑などを心配する必要は一切ない。

座席はビジネスクラスかファーストクラス、行き先はニューヨーク、パリ、ローマ、ハワイの中から選ぶ。2時間の「旅」は食事付きでビジネスが4980円、ファーストが5980円と、実際の旅行よりはるかに手頃な料金だ。

ファースト・エアラインズの阿部宏晃代表はこう語る。「旅行は時間やお金がかかるので、私自身もなかなか行けない。たとえバーチャルの世界でも、気軽に空港まで行って飛行機に乗れたら最高だろうと考えました」

「搭乗」すると、そこに広がるのは客室をリアルに再現した部屋。エアバス機の豪華な座席が並び、それぞれの行き先に応じたVR映像や音楽などが用意されている。

食事や飲み物、軽食のサービスを担当するのは、本物そっくりの「客室乗務員」だ。食事はニューヨークならマンハッタン・クラムチャウダーにチーズケーキ、パリならサーモンのタルタル仕立てにオニオンスープと、行き先ごとにメニューが違う。

出てくる機内食も目的地によってメニューが違う

「目的地」では、室内に映し出されるプロジェクション・マッピングとビデオ映像で360度の臨場感あふれるツアーを体験する。

経済上、健康上の理由で海外には出かけにくかった人も、ストレスのない旅行で夢をかなえることができるというのがキャッチフレーズだ。

同社のウェブサイトでは現在、4月までの予約を受け付けている。

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