オーストラリアの写真家、トム・ブラックフォード氏が東京を撮影した連作「Nihon Noir」。そこに捉えられたSF映画のような夜の東京を見る
「ブレードランナー」などのネオンノワール映画に触発されたオーストラリアの写真家、トム・ブラックフォード氏は、連作シリーズ「Nihon Noir」の中で、夜の東京の魅力的な光景を提示している。写真は江戸東京博物館
「この建物を設計した建築家はよく分からないが、ビルの幾何学的な外観と、密集度の高さを気に入っている。私としてはこの写真で、目の届く限りにビルが存在しており、空がまるで見えないという感覚を伝えようとしている」(ブラックフォード氏)
「デッカードの隠れ家」と名付けられた写真。「街並みを撮影する拠点となる新宿の屋上を探していたところ、この小さな構造物を見つけた。写真のタイトルは映画『ブレードランナー』の主人公、デッカードを指している」(ブラックフォード氏)