トランプ氏、正恩氏と「良好な関係」? 米紙報道めぐり攻防

金正恩氏との関係についてのトランプ氏の発言をめぐり攻防が繰り広げられている

2018.01.15 Mon posted at 10:44 JST

ニューヨーク(CNNMoney) トランプ米大統領が米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と良好な関係にあると語ったとする記事に対し、ホワイトハウスや本人が「誤った報道だ」と反論している。

11日付の同紙によれば、トランプ氏はインタビューで中国の習近平(シーチンピン)国家主席や日本の安倍晋三首相と大変良好な関係にあると述べたのに続き、正恩氏とも「おそらくとても良い関係だ」と述べた。

しかしサンダース大統領報道官は13日、トランプ氏の発言は良い関係にあると事実を述べた「I have」ではなく、場合によっては良い関係になることもあり得るという意味の「I’d have」だったと主張。「偽ニュースがまた出てきた」とツイートした。

サンダース氏はさらに、このインタビューをホワイトハウスが録音した音声も投稿。同紙に対しては12日朝から何度も電話やメールで修正を求めていると話した。

金正恩氏(左)とトランプ氏

トランプ氏自身も14日朝のツイッターで、インタビュー記事は誤りだと主張した。

一方、別会社が書き起こしWSJ紙が11日夜に公開したインタビューの記録には、「I’d」ではなく「I」と書かれている。政治評論家からは「いずれにしてもばかげた発言だった」との声も上がっている。

トランプ氏はこの中でWSJの経営陣や編集局長を称賛し、これからは毎月インタビューをやろうなどと話していた。側近らは早めに切り上げようとしたが、インタビューは45分間続いたという。

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