ミス・アメリカ主催団体のトップ3人辞任 不適切メール発覚で

辞任を表明したミス・アメリカ主催団体のサム・ハスケルCEO

2017.12.25 Mon posted at 12:57 JST

(CNN) ミス・アメリカ・コンテストを主催する団体の幹部が、過去に優勝した女性らを侮辱する内容のメールをやり取りしていたことが明るみに出たのを受け、最高責任者ら3人が辞任を決めたことが25日までに分かった。

ミス・アメリカ・オーガナイゼーション(MAO)のサム・ハスケル最高経営責任者(CEO)とジョッシュ・ランドル代表、リン・ワイドナー理事長は23日に辞任を表明した。

暫定理事長によると、ハスケル氏はただちに退くが、ランドル、ワイドナー両氏は理事会の要請を受けて引き継ぎを補助するため、当面は職にとどまるという。

米ニュースサイト、ハフィントンポストは21日、匿名の情報提供者2人から、MAO内部でこの3年間近くに交わされたメールを入手したとして独占記事を公開した。ハスケル氏ら幹部は、過去のミス・アメリカの体重やプライベートな性生活に言及する不適切なメールをやり取りしていたとされる。

この中には、2013年のミス・アメリカだった女性の体重が増加した写真を笑いものにする内容などが含まれていたという。

記事の中で名指しされた幹部のうち、理事1人は22日、CNNに即時辞任すると表明した。

報道を受けて、過去にミス・アメリカに選ばれた数十人が、幹部らの即刻辞任を求める声明を出していた。

2013年のミス・アメリカもメールで笑いものにされていたという

ハスケル氏は22日に職務停止処分を受け、「言葉の誤り」を反省していると表明。

一方で、過去のミス・アメリカ2人から執ような中傷を受けたストレスで判断力が低下していたと弁明し、ハフィントンポストの報道は欺まん的で卑劣だとも批判していた。

MAOは声明で、不適切なメールについては数カ月前に指摘を受け、ただちに内部調査を始めたと説明。報道にあったメールは不法に入手されたものだと主張している。

ミス・アメリカ主催団体のトップ3人が辞任 

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