写真特集:航空史上に残る驚異の試作機

TCAは、ジェットライナーの生産モデルが同社の運航要件を満たさないことが判明した時点で、同機への関心を失った

2018.01.03 Wed posted at 16:19 JST

 航空機の歴史を振り返ると、これまでに幾つかの素晴らしい飛行機が作られてきた。その多くが空を支配する一方、中にはほとんど離陸することなく終わった飛行機もある。ここではそんな試作機を写真で見る

アブロ・カナダ社の「ジェットライナー」。1950年代にトランスカナダ航空(TCA)向けに開発されたジェット旅客機で、最高時速は約800キロ
TCAは、ジェットライナーの生産モデルが同社の運航要件を満たさないことが判明した時点で、同機への関心を失った
英ブリストル社の「ブラバゾン」。全長約54メートル、翼幅約70メートルで、当時としては世界最大級の航空機だった
ブラバゾンは1949年に初飛行を行ったものの、巨大すぎて採算も取れないとみなされ、1件も受注することができなかった
英サンダース・ロー社の「プリンセス」。全金属製の飛行艇としては今でも史上最大級だ
プリンセスは1952年8月に初飛行を行った。だが、その唯一の顧客は既に支援を撤回しており、開発計画は間もなく打ち切られた
フェアチャイルド・ドルニエ社の「728JET」。2002年に初飛行を行う予定だったが、同機の公開からわずか2週間後に会社が破産申請した

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