ソウル（ＣＮＮ） 韓国西部・仁川沖で３日早朝、釣り客を乗せたチャーター船と燃料補給タンカーが衝突する事故があり、同国沿岸警備当局によると１３人が死亡、２人が行方不明になっている。
乗客２０人と乗員２人を乗せたチャーター船は、ソウル西部の港湾都市・仁川の沖合で、３７０トンのタンカーと衝突して転覆した。
沿岸警備当局によると、チャーター船はこの日午前６時に霊興島を出航。その９分後に遭難信号が発信された。
文在寅 （ムンジェイン）大統領は、釣り船の船長を含む行方不明者全員が発見されるまで捜索救助活動を続行するよう指示を出し、捜索は夜に入っても続けられた。
現場には航空機少なくとも６機と船舶６隻が出動。現場からの映像には、波の荒い海上でダイバーが潜水し、転覆した船体の内部に閉じ込められた人がいないか捜索する様子が映っている。
これまでに救助された７人は、近くの病院に運ばれて手当てを受けている。タンカーの乗船者にけがはなかった。
衝突が起きた状況は不明だが、沿岸警備当局は、両船が狭い海上交通路上ですれ違おうとして衝突した可能性があるとみている。乗船者は全員が救命胴衣を着用していたという。