(CNN) 米感謝祭の翌週の火曜日を「ギビング・チューズデー(与える火曜日)」と名付け、慈善団体などへの寄付を呼び掛ける動きが、数年前から米国を中心に広まっている。
感謝祭は11月の第4木曜日で、翌日の「ブラック・フライデー」と翌週月曜日の「サイバー・マンデー」はショッピングの日として知られる。
ギビング・チューズデーは2012年、ニューヨークのユダヤ系文化施設「ナインティセカンドストリートY」と国連基金が提唱した。「人に与えること」がテーマとされるクリスマス・シーズンの幕開けとも位置付けられている。
一部の慈善団体などは当初、運動の普及に懐疑的な見方を示していたとされる。しかし公式ホームページによると、15年には世界98カ国に広まり、募金額は総額1億7700万ドル(現在のレートで約197億円)に上った。
米国内で普及してきただけでなく、国際的なイベントとしても認知されるようになっている。
参加方法や寄付する団体は自由。CNNが特集記事で取り上げている社会活動の中から、各自の考えに合った団体を選んで寄付してもいい。
ソーシャルメディアではこの時期、多くの慈善団体がギビング・チューズデーのハッシュタグを使って寄付を呼び掛けている。