米ブラックフライデー、ネット売上高が過去最高 実店舗の客足は微減

クリスマス商戦の幕開けとなる「ブラックフライデー」を迎えた=Stephanie Keith/Getty Images

2017.11.26 Sun posted at 13:18 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米国のクリスマス商戦の幕開けとなる「ブラックフライデー」の24日、国内の消費者がネット通販に費やした金額は昨年から16.9%増加して過去最高を記録した。

ソフトウェア大手アドビシステムズが米国の主要なネット通販サイト100件について取引の8割を追跡している「アドビ・デジタル・インサイツ」のデータによると、今年のブラックフライデーの売上高は24時間で計50億ドル(約5600億円)を記録した。

通販大手アマゾンは24日、注文が「記録的な」ペースで殺到し、最初の5時間で20万点以上のおもちゃが売れたと発表した。同社のこの日の売上総額は公表されていない。

ブラックフライデーは11月第4木曜日の米感謝祭の翌日の金曜日。例年多くの小売店が大型セールを開催し、買い物客でにぎわう日として知られてきた。

アドビによると、感謝祭の次の月曜日「サイバーマンデー」に当たる27日には、ネット通販の売上高がさらに増えて60億ドルに達する見通しだという。

ただ近年はネット通販の人気が高まる一方で、ショッピングモールや大型店からは客足が遠のく傾向が指摘されている。

店舗を訪れる客の人数を推計するデータ分析会社、ショッパートラックによると、今年のブラックフライデーのショッピングモールや大型店の人出は昨年より1%弱減少したとみられる。

実店舗への客足は昨年と比べると減少した

予想されたほどの減少幅ではなかったとの指摘もあるが、感謝祭当日と合わせた人出は昨年より2%近く減少した。

今年は感謝祭を休業とする店舗が増えたのも一因とみられる。

今後さらに各店舗での正確な売上高や、大型店の次期決算などの発表に注目が集まりそうだ。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。