テキサス銃乱射事件容疑者、「射撃の的」に犬を買ったと公言

テキサス銃乱射事件容疑者が射撃の的に犬を買ったと公言

2017.11.10 Fri posted at 10:56 JST

米ニューメキシコ州アラモゴード(CNN) 26人の死者を出した米テキサス州の銃乱射事件で、死亡したデビン・ケリー容疑者が、射撃練習の的にする目的で犬を買ったと公言していたことが、空軍時代の同僚の話で分かった。

ニューメキシコ州にあるホロマン空軍基地で2010~12年にかけてケリー容疑者と同僚だったというジェシカ・エドワーズさんによると、ケリー容疑者は掲示板サイトのクレイグリストで複数の犬を飼い求め、「その犬たちを射撃練習の的として使っている」と話していたという。

エドワーズさんは除隊後にケリー容疑者と再会し、フェイスブックのメッセージを通じて2014年からこの話を聞かされるようになったという。真偽は不明だったが、エドワーズさんはこうした発言を機に、同容疑者と連絡を取るのをやめた。

ケリー容疑者は空軍にいた時代から、大量殺人に強い関心を示していたといい、「誰かを殺したいという冗談をよく言っていた」とエドワーズさんは振り返る。

米テキサス州サンアントニオ近郊の町にある教会で男が銃を乱射し、少なくとも26人が死亡した

殺人に対する欲求があまりにあからさまだったことから、ケリー容疑者が処分を受けた際も、エドワーズさんは上司に対して「手を緩めないと銃撃されるかもしれない」と警告したという。

今回の事件の捜査に詳しい司法関係者はCNNの取材に対し、米連邦捜査局(FBI)がエドワーズさんからケリー容疑者とのやり取りについて事情を聴いていることを確認した。

ケリー容疑者は次から次へとトラブルを起こし、2012年には妻とその息子に暴力を振るったとして軍法会議で有罪を言い渡された。エドワーズさんは、ケリー容疑者のために「できることは全てやった」と話し、空軍が同容疑者について精神衛生施設に連絡していたことも明らかにした。

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