NYのトラック暴走、容疑者はウズベキスタン出身の男

マンハッタンで起きたトラック暴走の容疑者の身元が特定された

2017.11.01 Wed posted at 09:32 JST

(CNN) 米ニューヨーク市の中心街、マンハッタン南部で31日、トラックが自転車専用通路を暴走し、8人が死亡した事件で、容疑者はウズベキスタン出身の29歳の男だったことが、当局者らの話で明らかになった。

容疑者はレンタルトラックで暴走し、スクールバスに衝突。模擬銃を見せながら車外へ出たところで警察に腹部を撃たれ、病院へ運ばれた。手術を受けているが命に別条はないという。

CNNが捜査当局の情報筋から得た情報によると、容疑者はウズベキスタンから2010年に渡米していた。現住所はフロリダ州タンパとみられる。ニュージャージー州にもいた可能性があり、犯行に使ったトラックは当日、同州のホームセンターで借りていた。

捜査筋の4人が目撃者の話として語ったところによると、容疑者は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいた。捜査の主導権は連邦捜査局(FBI)の対テロ部隊に移された。

ニューヨーク市警は単独犯との見方を示している。

死者のうち6人は即死、2人は搬送先の病院で死亡が確認された。死者の中にはベルギー人1人が含まれていたことが分かった。

地元消防当局によると、さらに少なくとも11人が重傷を負って病院へ運ばれたが、命に別条はない。

トラックが突っ込んで損傷したスクールバス

トランプ米大統領はツイッターに「非常に病的で頭のおかしい人物による攻撃がまた起きたようだ」と書き込み、その後のツイートで遺族らに弔意を表した。

ニューヨークのデブラシオ市長は「罪のない市民を狙った卑怯なテロ行為」と非難した。

目撃者の1人は叫び声を聞いて、当初はハロウィーンのいたずらかと思ったと話している。

車で群衆に突入する手口は近年、仏ニースや英ロンドンのテロでも使われていた。

マンハッタンでトラック暴走、8人死亡

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