写真特集:寂しくも美しい日本の自動販売機

大半の西洋諸国とは異なり、日本の自販機の多くは屋外に設置されている=北海道浦佐町

2018.01.03 Wed posted at 09:04 JST

 自動販売機は日本文化の定番だ。国内に550万台以上があり、割合は国民23人あたり1台と世界最高水準になっている。そんな日本の自販機の寂しくも美しい姿をとらえた大橋英児氏の写真を見る

写真家の大橋英児氏は9年をかけ、生まれ故郷の北海道や日本全国で、遠隔地や過疎地にある自動販売機を撮影してきた=富士山麓
この写真は2016年12月24日の夜に撮影された。「この日は札幌で60年ぶりの大雪があり、全ての交通機関が停止した」(大橋氏)
大橋氏は日本最北端の稚内で生まれた。その反対の北海道南端には、1平方キロあたりの人口密度がわずか18人の浦河町がある
背景に羊蹄山をとらえたこの写真は、今回の写真集における大橋氏のお気に入りの1枚だ=北海道倶知安町
「これは車があまり通らない深夜の道路の光景だ」=長崎県諫早市
札幌市は北海道の道庁所在地で、日本第5の都市だ。この自販機は100年前に開業した店の隣に立っている
自販機は日本の至る所にあるため、神社の隣のような意外な場所で見つかることも多い=北海道浦河町
和歌山の小さな町の酒販売店の外にある自販機
「深夜の札幌市。誰もが眠っているが、自販機は動いている」(大橋氏)
「国道の道路脇で雪に埋もれながらも、自販機は動いている」=北海道小樽市
大半の西洋諸国とは異なり、日本の自販機の多くは屋外に設置されている=北海道浦佐町
大阪城を背景にした自販機の様子=大阪府大阪市
大橋氏は「我々は常に、生活をより便利にする方法を考えているとのだと思う」「自販機はそのことの象徴ではないか」と話した=北海道江別市

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