行方不明のカップルを遺体で発見、状況に悲観して自殺か 米

行方不明だったカップルが遺体で発見された

2017.10.23 Mon posted at 13:45 JST

(CNN) 米カリフォルニア州当局は23日までに、3カ月前に行方不明になったカップルが同州内にあるジョシュア・ツリー国立公園で、遺体で見つかったと明らかにした。2人とも銃で撃たれて死亡しており、抱き合った状態だったという。当局は、状況に悲観して自殺した可能性があるとみている。

見つかったのは、レイチェル・グエンさん(20)とジョセフ・オルベソさん(22)。サンバーナーディーノ郡の保安官事務所の声明によれば、警察は現場で発見された証拠から、オルベソさんがグエンさんを撃ち、その後、自分を撃ったとみているという。

遺体のそばで見つかった銃の登録者はオルベソさんだった。

公園近くにある宿泊施設のオーナーが7月28日、2人がチェックアウトしなかったため、行方不明になったと通報した。オーナーは当局に、カップルがジョシュア・ツリー国立公園に向かった可能性があると伝えていた。

2人の遺体は先週、公園の人里離れた渓谷で発見された。

CNNの系列局KABCによれば、水のボトルや食べ物の包みが遺体の発見につながった。

保安官事務所の広報担当がKABCに語ったところによると、警察はカップルが、にっちもさっちもいかない状況に陥ったと考えた可能性があるとみている。

広報担当は「オルベソさんがグエンさんに対して危害を加える意図があったことを示すものはなにもない。ただ、自分たちがとても悲惨な状況にあると認識したのではないか」と述べた。

2人は衣服で体の一部を隠して太陽を避けようとしていた。食べ物の食べる量を一定に制限していたようだが、水はなかったという。

行方不明のカップルを遺体で発見 米

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