ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルは16日、無料写真保存サービスの「グーグル・フォト」でペットを認識できるようになったと発表した。人と一緒にいる何匹もの動物の中から自分のペットの写真を見つけ出し、名前で検索できるとしている。
これでグーグル・フォトの検索画面に「犬」「猫」などと入力する必要はなくなる。新機能を搭載したフォトの更新版は、ほとんどの国で16日から配信される。
同アプリでは、大型犬のゴールデンレトリバーを小型犬のジャックラッセルテリアと区別することはできるが、同じ色や種類の動物を見分けるのは難しいようだ。
例えば、実験では、それぞれ違うテリア犬5匹が全て同じ犬として認識された。灰色のシーズー犬も異なる複数の犬が1つのグループにまとめられ、灰色のウサギもこのグループに分類された。
一方で、茶トラ猫「パブロ」の写真は同アプリで特定できた。
グーグルの広報は取材に対し、「もし同じ種類のよく似たペットが何匹もいる場合、例えばラブラドルが何匹もいるような場合は、ユーザーがグーグル・フォトを手伝って、間違ってグループ分けされたペットの写真を削除しなければならないこともある」と話している。
グーグル・フォトは2015年から提供されているサービスで、場所や人物などによって写真を自動的に整理できる。
圧縮された写真は無制限に保存でき、フルサイズの写真を保存できる有料オプションもある。