北朝鮮で2回の地震観測 米爆撃機が北朝鮮東方を飛行

米軍の戦略爆撃機B1B

2017.09.24 Sun posted at 10:27 JST

(CNN) 北朝鮮で23日午後、北東部にある核実験場付近で地震が観測された。包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)によると、地震は2回発生し、大きいほうのマグニチュード(M)が3.4だった。

同機構のゼルボ事務局長は、北朝鮮が今月3日に実施した核実験の影響で地盤が弱くなっていたのが原因との見方を示した。

米国防総省は23日、米領グアムの基地に所属する戦略爆撃機B1Bと沖縄の基地からのF15C戦闘機が北朝鮮東方沖の国際空域を飛行したと発表した。

米軍機が南北間の非武装地帯(DMZ)の北にここまで踏み込んだのは、今世紀に入って初めてとされる。

国防総省の報道官はこの飛行について「米国の決意を示し、米大統領にはいかなる脅威も撃退する軍事的選択肢が多数あることを明確に示した」と述べた。

北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって米朝間の緊張が高まるなか、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は23日、訪問した米ニューヨークの国連総会で演説し、トランプ米大統領を強く非難した。

李氏は演説で、トランプ氏が北朝鮮を侮辱したことにより、米本土へのミサイル攻撃を避けることは一層難しくなったと主張した。

トランプ氏は国連総会での演説で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長を「ロケットマンが自爆任務に就いている」と揶揄(やゆ)。これに対して李氏は「自爆任務に就いているのはトランプ氏のほうだ」と非難。「この自爆攻撃のせいで罪のない米国人の命に害が及んだら、全てはトランプ氏の責任だ」と述べた。

核実験場近くで揺れを検知 北朝鮮

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