アップルのイベント目前、気になる発表の中身は?

2017.09.11 Mon posted at 18:46 JST

サンフランシスコ(CNNMoney) 米アップルは現地時間12日にカリフォルニア州クパティーノの本社で発表会を予定している。故スティーブ・ジョブズ氏が「iPhone(アイフォーン)」を発表してから10年が経過したが、アップルはさらなる重要イベントに向けて準備を進めている。

イベントではiPhoneの大幅な刷新が発表されそうだ。アップルはまた、「Apple TV」や腕時計型端末「Apple Watch」のアップデート、音声認識機能を備えたスマートスピーカー「ホームポッド」のさらなる詳細についても明らかにする可能性がある。

以下で、発表会の内容を予想してみよう。

発表から10年を記念して、iPhoneの特別バージョンが発表されるとみられている。ブルームバーグによれば、価格は1000ドル(約10万8000円)で、ボディーはステンレス、5.8インチの有機ELディスプレー(OLED)が端末のほぼ全体を覆う。端末下部のホームボタンがなくなって画面が広くなる。指紋認証が顔認証に置き換わる可能性もあるという。

名前については、まだ発表されていないが、「iPhone8」や「iPhone Pro」、特別版を意味する「iPhone SE」などの観測が出ている。

次期iPhone以外にも「7」や「7プラス」に関するアップデートも発表されそうだ。特別版に搭載される新機能の多くは加わることはなさそうだが、処理能力を高めたプロセッサーや性能が向上したカメラが採用される可能性はある。

新しいiPhoneはアップルの最新のOS「iOS11」で稼働する。今夏にiOS11のプレビューについては発表されたが、正式なリリースについては日程は明らかになっていない。拡張現実(AR)に関連した機能が、iOS11で新しく採用された機能で最も注目を集めそうだ。

今回のイベントでは、Mac用のOS「ハイ・シエラ」の正式リリースの日程も発表される可能性が高い。

アップルのクックCEO

これまでのApple Watchは機能の多くをiPhoneに依存していた。新しいバージョンでは、LTE通信に対応する可能性があるという。

「Apple TV」は4Kの解像度に対応しそうだ。

イベントではさまざまな発表が行われるだろうが、完全に新しいカテゴリーの商品が登場するといった驚きはなさそうだ。

ただ、最近のイベントでの予期せぬ驚きはティム・クック最高経営責任者(CEO)によるオープニングのスピーチだろう。クックCEOは政治や、フロリダ州で発生した銃乱射などの大きな事件に言及している。今回のイベントで、クックCEOは、ハリケーンの犠牲者や、幼少期に親に連れられて不法入国した若者の強制送還を免除する措置「DACA(ダカ)」について、言及するかもしれない。

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