巨大ハリケーン、10日にもフロリダ州上陸

ハリケーンが10日にもフロリダ州南部に上陸する可能性が高まっている

2017.09.08 Fri posted at 11:30 JST

(CNN) 米国立ハリケーンセンターは7日、カリブ海で死者を出しているカテゴリー5の超巨大ハリケーン「イルマ」について、10日にもフロリダ州南部に上陸する可能性が高まったと発表した。イルマに伴う暴風雨や高波の影響は州全体に及び、生命が脅かされる危険もあると警告している。

米東部標準時の7日午後8時現在、イルマの風速は約78メートル。タークス・カイコス諸島のグランドターク島の西南西約90キロの海上を西北西へ進んでいる。

フロリダ州からはまだ1000キロ近く離れているものの、予想通りの進路をたどった場合、「マイアミは最悪の場所に位置する」と気象専門家は解説する。

フロリダ州のスコット知事は同日の記者会見で、州内全域の沿岸部の住民に避難準備を呼びかけた。同州南部の複数の郡は既に避難命令を出しているが、イルマの進路によってはほかの地域でも警戒が必要だと知事は指摘、「これはじっとしてやり過ごせるようなハリケーンではない」と強調した。

ジョージア州も沿岸部の住民に避難指示を出し、9日から避難を開始するよう呼びかけている。

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