米テキサス州、ハリケーン接近で厳戒

ハリケーン「ハービー」の上陸予測を受け、米テキサス州に警戒感が広がっている

2017.08.25 Fri posted at 13:43 JST

(CNN) メキシコ湾で発達したハリケーン「ハービー」が勢力を強めながら米テキサス州に接近している。現地時間の25日深夜から26日未明にかけて上陸すると予想され、ハリケーンセンターでは人命が脅かされる恐れもあるとして警戒を呼びかけた。

上陸が予想されるテキサス州コーパスクリスティでは、市長が住民に自主避難を促している。沿岸部のポートランドやマスタング島では避難命令が出され、州最大都市ヒューストンは新学期が始まる28日を休校とした。

国立気象局は24日、ハリケーンの接近に伴い、テキサス州の沿岸部では25日から暴風雨や高波が予想されるとして警戒を呼びかけた。豪雨は週末から週明けにかけて続き、洪水が発生する恐れもある。

コーパスクリスティから内陸部へ向かう幹線道路は避難する住民の車で渋滞。自宅に残る住民は食品や日用品を蓄え、断水や停電に備えた準備を進めている。

ハリケーンの強さは現地時間の24日午後11時現在、5段階で最も低い「カテゴリー1」。上陸時には49メートル以上の暴風を伴うカテゴリー3に発達する見通し。

テキサス州のアボット知事は23日、沿岸部の30郡に災害宣言を出し、24日には州警備隊700人の動員を発表した。

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