(CNN) 英誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は17日までに、世界の都市の住みやすさを比較したランキングを発表した。1位はオーストラリアのメルボルンで、7年連続でトップに立つ結果となった。
EIUは世界140都市について安定性、医療、文化と環境、教育、都市基盤を採点し、満点を100としたスコアを比べて毎年順位を発表している。
メルボルンは総合97.5でトップ。2位、3位の顔ぶれも昨年と変わらず、0.1ポイント差でオーストリアのウィーン、カナダのバンクーバーが続いた。
ベスト10はほとんど変動がなかったが、アイスランドのレイキャビクが総合89.9で50位から37位に急上昇した。同市では近年、再開発が進んで観光客も増えている。
犯罪発生率が低下傾向にあるオランダのアムステルダムも順位を上げ、94.0で18位に入った。
一方、英マンチェスターはテロ事件の影響で43位から51位に後退。同じ理由でスウェーデンのストックホルムも26位に下がった。
計12都市でスコアが上昇したのに対し、下がったのは6都市にとどまった。
ワースト3にはリビアのトリポリ(スコア36.6)、ナイジェリアのラゴス(同36.0)が並び、最下位はシリアのダマスカス(同30.2)だった。
今年の4~10位は以下の通り。
4.カナダ・トロント
5.カナダ・カルガリー
5.オーストラリア・アデレード
7.オーストラリア・パース
8.ニュージーランド・オークランド
9.フィンランド・ヘルシンキ
10.ドイツ・ハンブルク