トランプ氏、TV司会者をネットで誹謗 「個人攻撃」に批判

2017.06.30 Fri posted at 11:26 JST

ニューヨーク(CNNMoney) トランプ米大統領は29日朝、テレビで放送中の情報番組の司会者コンビについてツイッターにコメントを投稿した。司会者への個人攻撃とも取れるその内容が物議を醸している。

 

標的になったのはMSNBCの「モーニング・ジョー」の司会者、ジョー・スカボロー氏とミカ・ブレジンスキー氏だ。

トランプ大統領はツイートで「モーニング・ジョー」のことを「低視聴率」だと言い(実際はそうではない)、司会者が「私のことをひどく言った」と述べた(これは事実)。また、誹謗するような表現で2人の司会者の名前を呼んだ。

また大統領は、2人から昨年末に、フロリダ州にあるトランプ家の別荘「マール・ ア・ラーゴ」でインタビューをしたいと頼まれたと主張した。

「彼女(ブレジンスキー氏)はしわとりの整形手術の後でひどく出血していた。私はお断りだ! と言った」と大統領はツイートした。

もっとも大統領は、マール・ ア・ラーゴで2人を含む複数のゲストと非公式のおしゃべりに興じたとの証言がある。また、この時の写真では、ブレジンスキー氏の顔には出血の痕もなければ包帯も見られない。

一連のツイートを受けてMSNBCは「米国にとって悲しい日だ。大統領が仕事もせずにいじめと嘘とくだらない個人攻撃に時間を費やしているとは」との声明を出した。

トランプ氏のツイートの標的となった司会者の1人、ミカ・ブレジンスキー氏=MSNBC

連邦議会の議員らもこのツイートを即座に非難した。例えば共和党のリンゼイ・グラハム上院議員は「大統領、あなたのツイートは職務の品位にふさわしくないし、米国の偉大さではなく米政治の悪い部分を体現している」とツイートした。

一方、サンダース大統領副報道官は、大統領はテレビでの「ひどい攻撃」に反応したのだとツイートを擁護した。

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